今日のMASAKI工房

石川県小松市で無垢材(一枚板もあるよ)にこだわった手作り家具工房を営んでます。ドタバタ木工家の日々を綴った工房日記。   オーダー家具だから出来ることもたくさんあります。ぜひのぞいて見てくださいね。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告
∧top | under∨

胡桃の板

20090924224936
今日は預けてあるメープル材を取りに
取引先の材木屋さんに行ってきた。

ついでに去年、丸太で買って挽いておいた胡桃の様子もちょっと見てきた。

うちには置いておく場所がないので
この材木屋さんの土場(どば)で乾燥中なのです。
まぁ乾燥て言うても天然乾燥、つまり桟積みして、
外に野晒しにしとくだけねんけどね。

真ん中の板はさすがに割れがひどいのもあったけど、
いい感じに乾いてそう。

やっぱ木は乾燥が大事やね。

今日はそんなとこです。
スポンサーサイト
別窓 | 工房日記 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨

書棚の完成、納品!

この前から取りかかっていた、タモの集成材の書棚がやっと完成しました。

結構時間がかかってしまい、納品のお約束の前日まで作業していました。

なにせ壁面一面に書棚を取り付けるので(真ん中に大きな窓がありますが)
ボリュームがすごい。

納品先は大阪だったのですが、ハイエースにはまず載りきらないので
レンタカーのトラックを借りました。

P1000329.jpg

いや、いいねトラック。
ほぼ新車でビックリしたのはオートマだったこと。

最近はトラックもオートマなのね。
初めはクラッチを踏む左足がパタパタしてしまいました。

しかし、やっぱり大きいのはいいね。
これだったら相当大きな家具でも楽々積めるじゃん。
でも年に一度あるかないかの出番なので、やっぱり普段はハイエースがちょうどよいですね。

んで、前日の夜のうちにお手伝い職人のO君と積みこみました。
養生用に段ボールの板も30枚も用意して、準備万端です。

P1000317.jpg
(完成間近の家具たちです)

朝、6時に出発したんですが、いわゆるシルバーウィークの渋滞にがっつり捕まってしまい
3時間半もあれば大丈夫だろうと思っていたのが、結局11時位になってしまいました。

さて、お客様宅に到着するとご挨拶もそこそこに、搬入経路の壁養生から始めます。
なにせ設置予定のお部屋は、リビングから階段を曲がって二階へ上がり、
廊下を曲がって突き当たりの右側、という大変難易度の高い場所です。

家具は書棚の一番大きいものは分解してきたので、それはなんとかなりそうですが
ほかの箱物や長い天板など、無造作に運べば新築のクロスに傷をつけてしまうことは
容易に想像できますね。

そこで廊下の壁から階段の手スリまで、びっちり段ボールで巻いて養生します。

それからやっと搬入です。

いくつかの箱に分解した箱物はもちろん、扉や棚板なんかの数も多いので
何度も何度もトラックと二階を往復します。

とりあえず、おおかた運び入れたところでお昼です。

近くの食堂で親子どんぶりを食べながら、隣で親子丼にうどんという
若い胃を見せつけているアルバイト君に

「なぁ、ここまで結構順調やったよな?」

「そうっすね。いい感じじゃないですか?」

組み立て前の写真をとらなかったのは失敗です。
お部屋いっぱいに足の踏み場ものないくらいの組み立て前の家具だったんですけどね。

その後は順調に組み立てて完成です。

途中で

「さぁ、この箱がびっちり入ったら最高ねんけどな」

「ちょっとそっち持って」

「そうそう、いいか、床に傷つけんように気ぃつけて」

「どうや?そっち入ってるか?」

「いえ、当たってます」

「えっ?当たっとる?どんくらい?」

「うーっと、2mmくらいですかね」

あかん、2mmもかぶってたら絶対入らん。

あー、ここまで順調やったのに・・・

作り付けの家具はお部屋の寸法に合わせて制作するので
できるだけ隙間なく作りたい。

でも本当に隙間なく作ると、ほんの少しのゆがみや傾きでも家具は入らなくなる。
そのために全体でほんの少しクリアランスを考えて作るのだけど
今回は、それでもだめか?

これで入らなければ、この場で家具を分解して少し小さくしなくてはいけないのです。

そんなことできるのか?って

いや、まぁ本当はアリかナシか?っていわれると、どっちかつーとナシかなぁ
と思うんですけど、この場合は仕方がありません。

お客様にも

「ちょっとキツイみたいなんで、すこし削らなくてはいけないかもしれません・・・」

と説明した後で、もう一度、落ち着いてよく考えて・・・

そう、いやクリアランスがこれだけあるはず

計算には間違いない

入らんことないはずやけどなぁ

両端においた家具を、ちょっとお客様の視線を感じつつ、やむを得ないと
足でどんっ!と蹴飛ばす。


おっ、ちょっと寄ったんちゃう?

もっかいやってみよう

「あのぉ、シリコンもってきてませんでした?」とバイトのO君

「おお!そやそやシリコンや!ええとこ思いついたのぉ」

接地面にシリコンを吹き付けると、格段に滑りがよくなる。

「ほんで、これをちょっとこっちに向けて・・・」

「どや、そっち向かったか(ちょっと入りかけること)?」

「はい、向かってます」

「おおっ、いけるんじゃね?」

みんなで押し込む。

「入る入る!いけるぞこれ!」

びったり入りました!

お客様も思わず拍手です。

ありがとうございます。

P1000330.jpg

上の写真は左半分。ウォールナットのデスクもセットです。
反対側はこんな感じ

P1000333.jpg

P1000334.jpg

ちょっと夕日が差し込んで、しかも携帯のカメラなのでいい写真が撮れませんでしたが
だいたい雰囲気は察していただけますでしょうか?

お客様にも喜んでいただいたようで、先ほど丁寧なメールをいただきました。
オーダー家具は完成まで実際の姿は見えないので、作り手としては最後の最後まで
ちょっと不安なんです。

大阪のK様。この度は本当にありがとうございました。

さて、次はメープルで作る家具シリーズです。
(もう出だしから遅れてます・・・がんばります)
別窓 | 工房日記 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨

ウォールナットのデスク 続き

ウォールナットデスクの続きです。

本体の組み立てが終わったところがこれです。

     ↓

P1000311.jpg

引き出しは蟻組みです。
しっかりとかみ合わさって、箱ごと壊れることがない限り
外れることはありません。

P1000310.jpg


(うちの家の脱衣場で使っている収納タンスは、ホームセンターで買ってきた安っい
パーティクルボード製の家具なんですが、ある日引き出しを引っぱたら
ぼこっと前板が外れて、ユニクロで買ってきた僕の白シャツや柄パンが
ドサッと落ちてきました。未だにそのまま使ってます。
いわゆる「紺屋の白袴」ってやつですね)

天板も接ぎ合わせて、いい感じに出来ました。
お手伝い職人のO君が仕上げのサンダーをかけています。

P1000313.jpg


完成まであと一息!
がんばりまっす!!




別窓 | 工房日記 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨

ウォールナットのデスク

パネルソーが壊れたので、って訳じゃないけど
本来の無垢家具らしい仕事です。

ウォールナットを使ってデスクを製作しています。

いやぁ、ウォールナットは高い材料なので、たまにしか使わないけど
やっぱり高価な材料だけあって、やっぱ違うね。

もう加工している途中でも

「いやいや、ウォールナット、やっぱカッコええわぁ」

てな感じです。

P1000290.jpg


今回は一部在庫していた材料を使い、一部仕入れました。
まともに仕入れた材料は乾燥しているけど、その分高い!

自分で市場で仕入れてきたものは、乾燥するまで使えないけど
時々、じつにちょうどいいものが倉庫の隅っこから出てきたりして、そんなときは

「おっ、これ脚にちょうどいいがんないけ?(小松弁)」

メジャーをあてて、仕入れ日を確認して

「おおっ、十分十分。使える使える。うっしっし」

いや、今回脚に使った材は本当にいい材でした。
柾目で一尺ほど幅があり、厚みは60mmの角材が十分とれるもの。
(でも長さは1mほどしかない。だから安かったんやけどね)

こんなのが出てくるから市場通いはやめられない。

(しかし、それ以上に無駄も多いのですよ)

それをいつものように木取りして、墨付けして、加工します。

最近は思い込みで寸法を間違えることがあるので(年のせいか?)
気を付けなくてはいけません。

P1000293.jpg

引き出しもあるので、何度を図面も確認しながら・・・

この後、天板も製作にかかりますが、それはまた次回に

それじゃ、ね。

別窓 | 工房日記 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨

初秋に思う

ずいぶん以前に読んだ開高健の小説だかエッセイの書き始めに

「文章の出だしがなかなか出てこない。追いかけてはいけない。
そうかと言って全く知らん顔でも行けない。そのうち文章の頭がそっと顔を出す・・・
よい出だしの文章に出会うとあとはそれが呼び水となって、井戸から水が湧き上がるように云々・・・」
と言うような一文があったように思う。(すみません、記憶があいまいです)

自分と開高先生を同列に並べるのも厚かましいことこの上ないのですが
まぁ、文章を書くってのは多かれ少なかれ書き始めの一文で
勢いがずいぶん変わってくるように思います。ね。

で、そんな大仰な出だしで始まった今週の工房日記ですが
今日の話題はこれだ!

「ざ・稲刈り」

いま、うちの工房のまわりの田んぼでは稲刈りの真っ最中です。
もう、近所中のコンバインが総出で大活躍です。

P1000303.jpg


この前、田んぼの地主でもある不動産やの爺さんが

「ほうや、あのコンバイン、わしのクラウンより高いげんぞ」

「ま、マジっすか!?」

年に一度しか出番がないのに、採算合うんやろか?
合うんやろねぇ・・・みんな使ってるとこみると。

稲刈りの近くに行くと、なんて言うか稲刈りのにおいがします。
草刈りのにおいとはちょっと違って、やっぱりなんて言うかお米のにおいが
するのです。(なんかねぇ、干しワラのにおいかも)

さて、製作の話もせんとね。

ここんとこタモの集成材で書棚を作ってたじゃないですか。
そのパネルをカットするのに使っていたパネルソーが壊れたのよ。

P1000282.jpg


「うわぁ!こりゃあかんわ!」

ってあわてて機械屋の親父さんに来てもらったんだけど、なにせ古い機械。

まぁ、うちにある木工機械のほとんどが中古なんだけど
その中古具合がまたすごいのよ。

もうね、判別できるもので最古のものが昭和38年。
僕も生まれてないつーの。

件のパネルソーも年式不明ながらたたずまいはどう見ても昭和。

においがするのよにおいが。昭和の。

で、そんな機械なのでメーカーもつぶれてる所が多いんだけど
幸いその機械のメーカーは生き残ってた。

しかーし!部品の問い合わせをすると2週間はかかるという。

「いやいや、あんさん。2週間てなんやのん。わしに2週間も仕事せんと遊んどれ、ちゅうんかいな?
そないなことになったらお客さんも困るし、わしかて困る。仕事せなんだらお金もらわれへんし、ほいたらうちにおる食べざかりの3人の子供と嫁さん、路頭に迷うっちゅうわけや。これは一家の長としてなんとしてもそないな事態はさけなあかん。さて、どないしたもんかの?」

などとぶつぶつ言ってたら、機械屋のおっさんが部品を自作で作って来た。

「さて、うまくいったらおなぐさみ」などと適当なことを言いながら取り付けている。

「神様!ちゃんと動きますように!」祈る僕。

なんとか生き返りました。神様ありがとう!

まぁ、パネルソーが死んでいる間、遊んでたわけじゃなくでウォールナットで
デスクを製作してました。

その話は次回に

材料の写真だけ、ちらっと見せようか?

ほら

P1000287.jpg

別窓 | 工房日記 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
| 今日のMASAKI工房 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。